ニュース
2024.09.27
太陽光発電(自家消費型)のメリット
自家消費型太陽光発電とは、発電された電力を自社の施設や家庭で使用することを目的とした太陽光発電システムのことを言います。発電した電力を電力会社に売電するのではなく自分で消費するため、電力コスト削減やエネルギーの自給自足を目指すことが可能となります。
実際のところ、自家消費型太陽光発電の設置は企業のどのようなメリットをもたらすのでしょうか?本記事では、太陽光発電(自家消費型)の導入メリットについて詳しく見ていきます。
太陽光発電(自家消費型)のメリット
昨今の電気料金高騰も相まって、企業や工場などの大規模施設では売電するぐらいなら自社の施設用の電気として使ってしまおうといったニーズや考えに基づき、自家消費型太陽光発電の需要が増加しています。
企業にとって自家消費型太陽光発電は次のようなメリットをもたらします。
電力コストの削減
発電した電力を自家消費することにより購入する電力量を削減することができるため、結果として電力コストの削減が期待できます。
エネルギーの自給自足
太陽光発電による再生可能エネルギーの活用は、外部の電力供給に依存しない運用を可能にします。特に電力の安定供給が必要となる工場や施設においては、蓄電池との組み合わせによって非常用電源としても活用することが可能です。
ここ数年は猛暑の影響もあって電力のひっ迫が叫ばれていますが、まさかの計画停電の際にも電力が自給自足できる環境を整備しておくことは、企業のBCP(事業継続計画)の観点からも非常に重要です。
節税効果が期待できる
工場のような施設に太陽光発電を導入・設置した場合の費用は、減価償却費に組み込むことができ、経費計上が可能です。また太陽光発電設備のメンテナンス費用等も同様に経費計上することができます。節税効果が期待できるうえ電力コストを削減できるため、企業にとっても願ったりかなったりの状況と言えるでしょう。
環境への貢献
結果として太陽光発電は再生可能エネルギーの利用を促すこととなるため、CO₂の排出削減に寄与し環境負荷を軽減することが可能です。
補助金を利用すれば安価で太陽光発電導入も可能
国や自治体は、太陽光発電に関する補助金事業を頻繁に行っています。時期によって利用ができないものもありますが、ここ数年は毎年のように補助金の募集が行われていますので、ホームページなどは常にチェックしておきましょう。
参照:令和6年度神奈川県自家消費型再生可能エネルギー導入費補助金
太陽光発電の導入検討においてチェックしておくべき要件
自家消費型太陽光発電は、企業にとって多くのメリットをもたらすものです。ただし、すべての企業でこのようなメリットがもたらされるわけではないため、デメリットも考慮しておく必要があります。
自家消費型太陽光発電の導入において、以下の点は必ずチェックしておきましょう。
北向きの屋根には設置しないこと
日本のような北半球の環境においては、北向きの屋根に太陽光発電設備を設置することは避けましょう。最も発電量が見込めないのが北向き屋根へのソーラーパネル設置です(逆に最も効率的に発電できるのは真南を向いた屋根となります)。
会社や工場への太陽光発電設備の設置を検討している場合、北向き屋根であることが分かった場合には相性が悪いため、設置場所の再考が必要です。
勾配30度の屋根への設置が最も効果的
前述の南向きであることに加え、勾配30度の屋根への設置は理想な環境となります。沖縄と北海道では多少この勾配は変わってきますが、概ね30度程度であれば高い発電量が見込めます。
まとめ
以上、太陽光発電(自家消費型)の導入メリットについて見てきました。
これから自家消費型の太陽光発電を検討している企業においては、まず自社の施設や工場で現在どれくらいの電気量が消費されており、それが自家消費型発電でどれくらいの電力をカバーできるのかを確認することから始めましょう。この点については弊社にご相談いただければ導入シミュレーションを無料で作成いたします。
コクホーシステムは全国で太陽光発電設備及び蓄電池等の販売・設計・施工・管理などを主に行っている会社。自社でも太陽光発電事業を行っている太陽光発電のスペシャリストです。環境に優しい持続可能な社会に変えていくことをミッションとしていることから、太陽光発電に関しての知見やノウハウも豊富にあります。
これまでに行った太陽光発電に関する施工実績は、神奈川県を中心として北海道から鹿児島まで全国幅広く対応していますので、安心してご依頼ください。
詳しくは弊社ホームページをご覧ください。