ニュース 総合TOP ニュース コラム 日本の国土面積と自給率 2022.03.28 日本の国土面積と自給率 国土面積に対しての太陽光設置容量は、実は日本が世界一である。 更なるカーボンニュートラル実現に向けての太陽光設置容量を考えると設置スペースに関しては、そろそろ限界が近いかもしれない。 そこで今、期待されているのがクリーンエネルギーと農作物を同時に作る ソーラーシェアリングです。 国際紛争から過去最悪のエネルギー危機でも取り上げたように日本の自給率はエネルギー自給率11.8%・食料カロリーベース37%と他国と比べて非常に少ない。この二つの問題を同時解決できるがソーラーシェアリングである。 日当たりが良く平坦な田畑なら、一時転用申請は必要だが、安価に太陽光設置が可能だ。 太陽光パネルを下の農作物に日が当たるように間引きして設置すれば田畑で耕作しながら発電事業が行える。 そして、農作物の種類にもよるが、多少の日影があった方が農作物に良い影響があることも、これまでのソーラーシェアリング実績で分かってきた。 天災により売上を左右されやす農業と安定した売電事業を組合わせることにより、農家の財務改善にもつながる。 現在、日本の国土構成は森林66%、農地12%、宅地5%、その他が17%ある。過去30年間で森林の割合は変わっていないが、農地の割合は縮小傾向にあり、農業人口も半減しているため、耕作放棄地が増えている。 この耕作放棄地42.3万haの内、再生利用可能な遊休農地14万haをソーラーシェアリングを通して営農支援が出来れば100GW相当の太陽光設置が可能になるかもしれない。この容量は2050年までの農業関連への太陽光導入ポテンシャル116GWとほぼ一致する。 お問合せはこちら 出典:太陽光発電協会 一覧に戻る