ニュース 総合TOP ニュース コラム 国際紛争から過去最悪のエネルギー危機 2022.03.14 国際紛争から過去最悪のエネルギー危機 ロシア経済制裁の影響でLNG、石油のほか、銅やアルミ、レアメタルも海上輸送コストも高騰している中、欧州では化石燃料依存によるリスクが浮き彫りになり安全保障のためにも再エネシフトが加速化する方向に向かっています。 日本国内でも特に電力消費多く、原材料を輸入に多く依存している製造業は、様々な悪影響が発生するかもしれない。 世界情勢が不安定な今だからこそ、今回は自国の自給率について考えていきたいと思います。 人々の生活も産業もエネルギーと食料無くしては継続が出来ない。 この二大資源こそ、我々にとって最も重要なライフラインではないだろうか? 有事の際、日本の石油備蓄量は180日、米と小麦の合計備蓄量は260日あるが、エネルギー自給率は11.8%、食料自給率はカロリーベースで37%しかない。エネルギーも食料も日本は完全に輸入に依存している。 出典:経済産業省 資源エネルギー庁/農林水産省 特にエネルギーに関しては、日本の電源構成1/3以上をLNG火力に頼っているため、更なる電気料金高騰は避けられない。春らしく暖かくなってきたが、高騰はしばらく続くだろう。そして小麦価格も高騰している。資源が少ない日本は世界情勢の影響を受けやすいのだ。 強靭かつ持続可能なエネルギー供給を確保するためにもエネルギーの 自給自足が可能な再エネシフトを日本は加速化させなければならない。 そのためには、輸入依存度が高いレアメタルに頼らない蓄電池の開発技術も不可欠になるだろう。日本の蓄電技術は世界に一歩リードしている。 一覧に戻る